奨学生紹介

K.U
イギリスイギリス
卒業生

ワシントンDCにて、世界銀行の一部である国際金融公社に勤務!

K.Uさん(2014年度奨学生)
留学先:コロンビア大学国際公共政策大学院
専攻:政治経済学

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留学を通して得たもの
留学中に特に印象に残っていることは、若者失業率が深刻であるジャマイカで若者の起業支援を考えるプロジェクトに参加したことです。チームメイト5人で3週間程ジャマイカに滞在し、実際にステイクホルダーや失業して困っている若者に会って話を聞き、課題解決の糸口を探りました。このプロジェクトでは、起業を目指す若者と、起業について助言を行ってくれるメンターを繋ぐオンラインプラットフォームの構築を構想し、最終的にはこれをジャマイカ政府や市などに対して政策提言まで行いました。
また、日常の学生生活の中では、少人数での授業が多く、教授や生徒同士の距離も近かったため、自らの考えを述べる機会が多くありました。人前で臆せず発言することの重要性や、様々な国籍や文化の人々とチームワークを円滑にするためのコミュニケーションの取り方を身に着けられたのも、留学で得られたものです。
現在のお仕事について
現在はワシントンDCで世界銀行の一部である国際金融公社にて、金融市場が発展していない途上国で活かせる製品やスキームを検討し、途上国の銀行セクターや民間企業に融資・融資を行う部署に勤めています。
支援者に伝えたいこと
私にとって留学で得た経験は、現在の仕事に直結する非常に貴重なものでした。
国際機関で働いている今、世界で活躍できる日本人がいかに必要とされているかを痛感しています。また日本の文化や技術の素晴らしさ、優秀な研究者の業績が発信力の乏しさゆえに海外で知られていないことを非常に残念に感じています。発信力を高め、諸外国の優れた部分を取り入れることで日本は更に発展していけるはずですが、そのためにはまず志の高い留学生を増やすことがとても大事だと思います。
留学にはおける最大の障害は、かかる莫大な費用です。BCJの奨学金は、私にお金の心配をせず、存分に勉学に集中できる環境を整えてくれたのみならず、子供の頃から希望していた職業に就くきっかけを与えてくれました。日本の未来を担うこれからの留学生にも同じ機会が与えられるよう、どうかご支援の程宜しくお願い致します。