奨学生紹介

K.T
ベルギーベルギー
現役生

「細胞内液-液相分離」現象についての研究

K.Tさん(2021年度奨学生)
留学先:ルーベン・カトリック大学
専攻:ナノサイエンス (生物物理学専攻)

専攻・研究内容
私は、来年度より「細胞内液-液相分離」と呼ばれる現象について研究を行う予定です。現在は、その研究のベースとなる物性物理学、ナノ化学などの分野の基礎理論を勉強しています。
留学の目的・将来の夢
生命科学と物理学の学際分野の研究を行うことで、基礎科学の発展に寄与するとともに、自身の研究に関連した疾患の原因解明や治療薬開発に貢献したいです。
支援者のみなさんへ
私が次年度より行う予定の研究対象である「細胞内液-液相分離」と呼ばれる現象は、論文として初めて報告されてからまだ十数年しか経っておりません。現在この研究分野は世界中で注目を集めているため、日本でも数々の研究が行われ始めていますが、やはりこの現象が最初に発見された「本場」であるヨーロッパと比べると、日本においては研究が進んでいないのが現状です。BCJ国際奨学金財団のご支援のもと、素晴らしい環境で勉学・研究に専念させていただいていることに感謝し、日々精進していきたいです。
将来研究者となることで、自分ができる精一杯を社会に還元したいと思います。
留学を考えているみなさんへ
留学を目指し、そのための準備をはじめると、それまで経験したことのない苦労や困難にぶつかることが多々あると思います。
しかし、そのような困難を乗り越えることによって得られることもたくさんあると思います。
困難にめげず、もし可能ならば困難なことすら楽しみながら、留学の目標を実現されることを願っております。